第46章 チームの希求
嶋田
「──…どっちのチームも、イイ感じには違いないんだ。でも、その分─」
滝ノ上
「うんまっ、ブロックの端っこ狙ったな今…」
嶋田
「こっからは、地力の差が出て来るかもしんねーな…」
暦
「そう…ですね…」
戦況は、4対3で青城のリード…点差は今の所1点だけど…
滝ノ上
「パワーだけじゃねぇな、青城の4番…」
梢
「そりゃ、私のハジメちゃんですからね!」
暦
「Σ梢のじゃないでしょ!」
滝ノ上
「小学校の後輩ってだけだろ、及川クンと青城の4番」
嶋田
「Σそうなのか⁉︎」
嶋田さんが、驚きを露わにする。
暦
「滝ノ上さんは、知ってたんですか」
滝ノ上
「さっきのセット間に、こいつからサラッと言われたんだよ。かなりビビったわ」
梢
「別に隠してたつもりは無いっスよ〜?」
なら、その楽しんでる顔は何⁉︎