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The Way【黒子のバスケ】

第2章 秀徳高校


何事もなく入学式を終え、これから生活する教室に入る。心結はB組で、高尾はA組だった。
秀徳高校は女子はセーラー服、男子は学ランで、校則が厳しいのが有名なだけあって在校生の先輩達もみんなしっかりした身なりだった。
当たり前のことだが教室を見渡しても知らない顔ばかり。和成が同じクラスだったら少し気が楽だったんだけどなーと思いながらも知らない人同士の方が友達はつくりやすい。
クラスの人数は男女半々といったところだった。

しばらくすると担任であろう先生が教室のドアをあけて教室に入ってきた。それと同時に教室が静かになりみんなが前を向く。




学校のチャイムが鳴り終わりを知らせる。
特に何もなく無事高校生活が始まったことに安心した。
明日からは授業も始まる。たくさん友達も出来るかなーなとど新しいことにドキドキ胸を高鳴らせてカバンを持ち教室を出ようとした瞬間。


「心結!!!」

秀徳高校の制服に身を包んだ高尾が心結の名前を呼んだ。

「和成?そんなに急いでどうしたの?」

いきなりの声に周りも皆高尾の方を見ている。
急に恥ずかしくなって急いで高尾に駆け寄った。


「やばいって!同じクラスだったんだよ!」

高尾はせわしなく手をブンブン振った。


「は?誰が?」

「つーか同じ学校だったんよ!アイツ!」

「??????」
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