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The Way【黒子のバスケ】

第18章 【最終章】 The Way





好きな人ができました。




その人は偏屈で変わってて鈍感で、とにかくプライドが高い。



けれどバスケがうまくて努力家で、勉強もできて背も高い。


本当はすごく優しくて、面白くてかっこいい人。



わたしはそんな彼のことが大好きです。



好きな人ができて、毎日がさらに楽しくなりました。


辛いことがあっても頑張ろうと思えるし、彼の存在が支えになってくれる。
もう寂しくなんてありません。



普段の学校生活も、部活も、家に帰ってからも。



大好きな彼と、大好きな幼馴染みと、大好きな友達と、大好きなバスケ。


大好きな人のおかげで楽しく生活しています。



きっと、ずっと、この生活が続きますように。





「…どうした?」



「早く来いよ!」



「心結ちゃん早く!」




呼ばれた声に気付いて顔を上げて見ると、そこには前を歩く緑間と高尾と夢の姿が。



「早く来るのだよ。」




「……うん!」





心結は元気に返事をすると、3人の元へ駆け出した。




「今年こそぜってー日本一!!!」



「その言葉、毎日聞いているのだよ」



「毎日言ってたほうが精がつくんだよ!」



「あ、この前の試合、高尾くんも緑間くんもかっこよかったよ!」



「え、オレだけじゃねーの!?和成くん嫉妬しちゃう!」



「高尾、うるさい」



「……真ちゃんも和成もかっこよかったよ!」



「…む」



「真ちゃんも嫉妬しちゃうって!」



「高尾、うるさい」



「は!!!」



「とにかく!もっと練習練習!」



「目指せ日本一!」



「狙うは表彰台のてっぺんだけなのだよ」



その言葉に、その場にいた全員が笑った。



これからが、本番なのだ。
お互い大切な人ができたからこそ、さらに頑張れる。



日本一の夢を叶えるまではまだ終われない。




そうだ。
まだまだ終われない。




みんなの夢が現実になるまで、そう遠くはない。









〜END〜








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