• テキストサイズ

The Way【黒子のバスケ】

第18章 【最終章】 The Way





高尾は夢にブンブンと手を振ると、三人は体育館に向かって歩き出した。



「今年こそぜってー日本一だかんな、真ちゃん!」



「当たり前だ。去年以上に練習をしなくてはいけないのだよ」



「もう悔しい思いはしたくねーしな。お前にも夢にも、今度は日本一になった姿見せてやるぜ」



「そうだ。楽しみに待っているのだよ」



「うん!めっちゃ楽しみに待ってるね!」



「そうと決まったら練習練習〜」



「じゃあこれからはまた毎日居残りだね!よーし!」



「初心に戻って頑張るのだよ」



「え、居残り!?……まあやるか!」



そう言って高尾は体育館のドアを開けた。


その先に広がっていたのはいつもと変わらない練習風景。
入学した時と何も変わらなくて、威勢のいい声とバッシュのスキール音に、入部したあの日のようにまた胸が高鳴った。


脳裏に焼き付いたあのW・Cの光景。
まだ昨日のことのように思い出すあの最高の景色と興奮と悔しさ。
ロッカールームで泣いた時から心はもう決まっている。

また味わうためにも、そして味合わないためにも練習あるのみだ。



「さぁ、行こーぜ」


「ああ。」


「うん!」



3人は、勢いよく体育館へと踏み出した。




/ 344ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp