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The Way【黒子のバスケ】

第4章 秀徳高校バスケ部


次の日からは早くも本格的な練習が始まった。
秀徳のバスケ部はかなりの大所帯。
だがその殆どが経験者どころか、バスケ強豪校として名を馳せた中学校出身の者ばかりだった。


部活には皆真剣に取り組んでいる。
先輩達は1年以上だ。


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入学してから一週間がたった頃。
授業が終わり、放課後の過酷な部活の時間。
早くも根を上げる者が増えてきた。





「ふぅ…」


練習終わり、緑間の元に高尾と心結が駆け寄ってきた。

「緑間くん!」


「…またお前か。なんなのだよ」


「だーかーら!緑間くんともっと仲良くなりたいんだってば!」


高尾はポンポンと緑間の肩を叩く。



「えっと、緑間くん?」


「な、なんなのだよ」


いきなり高尾と共にやってきた心結に少し戸惑う緑間。


「わたし、高槻心結っていうの。よろしくね!」


「あのマネージャーの…」


「あ、覚えててくれたの!?」


「俺なんて同じクラスなのに覚えてもらえてなかったんだぞ!!!」


「一週間あれば覚えるのだよ」


ぶーっと高尾は頬を膨らませた。


「…用がないなら帰る。俺は用事がるのだよ」


緑間は校門に向かってスタスタと歩き始めた。
それを見て高尾と心結は走って後を追う。



「待って待って!緑間くん!家どっち?」


「何故そんなことをお前に教える必要がある」


「一緒に帰ろーぜ!」


「だから俺は用事があると言っているだろう」



「そんなことを言わずに!」

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