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溺れる

第3章 エレベーター


3人は、ずっとそれぞれが好きな人の名前を呼んで手を振っていた。

私は、会場の熱気と若いファンの女の子達と、目の前で歌い踊る彼らに圧倒されて、あっという間にコンサートが終わった。

菜穂:「 依公ちゃん、どうだった?太ちゃんにはまりそう?」

ホテルへの帰り道で、
菜穂ちゃんに聞かれた。

愛子ちゃんと由実ちゃんはテンションが上がりきってるようで、楽しそうに感想を話ながら前を歩いてる。

依公子:「藤ヶ谷くんの声がやっぱり好きだなぁって思った!7人の中では、顔も一番好みだし♪大好きになった!」

菜穂:「良かった~♪」

笑いながら菜穂ちゃんが腕を組んできた。

部屋に戻った私達は、順番にシャワーを浴びてパジャマに着替えて買い込んできたお菓子やお酒をだして飲み始めた。






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