第2章 友達
愛子:「依公ちゃん!ほら、早く!みんな待ってる!」
依公子:「うん!ちょっと…待って…そんな慌てなくても…」
前を歩く愛子ちゃんは黄色いトレーナーに薄いモスグリーンのスカートをヒラヒラさせながら、紺色のダウンコートの前を押さえながらこっちを見て手招いてくれてる。
ピンク色のセーターに黒のコールテンのパンツに膝まであるベージュのダウンコートを着た私が追い付くと、
由実:「遅い~!早く行って並ぼ!グッズなくなる!」
同じようなオレンジ色のパーカーにジーパン姿で茶色のコートを羽織って、両手を振ってくれてる由実ちゃんに
愛子:「ごめん!行こ!」
合流した私と愛子ちゃん。
先に歩きだした二人を見ながら、
ベージュのセーターに赤いカーディガンを合わせて、エンジのスカートに黒いコートの菜穂ちゃんが
菜穂:「依公ちゃんは初めてのコンサートだもんね(笑)みんな早くグッズ手に入れて騒ぎたいんだよ(笑)今日は何もかも忘れて楽しも♪」
ニッコリ笑いながら、私の手を引っ張った。