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溺れる

第8章 重なる身体


依公子:「あっ…んっ…あった…はぁっ…んんっ…あっ…はぁんっ…」

依公子:「たいっ…くっ…んっ」

手を伸ばすと、背中に舌を這わせてくる。

依公子:「ちがっ…んっ…あんっっ…手…」

太輔:「ん…」

また、もとの顔の見える姿勢に戻して、指を絡めながら繋いだ手。

乱れた息遣いで見下ろす彼。

依公子「あぁんっ…もっ…ダ…メ…」

太輔:「んっ…ん…オレ…も…」

依公子:「んんっ…あっ…はぁんっ…」

腰が激しく打ち付けられて、何も考えられなくなる。

依公子:「あっ…あっ…あぁっ…あはぁっんっっ…」

身体中に電気が走る。全身が性感帯になったように震える。

彼が身体を預けてくる。

太輔:「はぁ…はぁ…はぁ…」

依公子:「は、初めて…」

太輔:「ん?」

依公子:「初めて中でイケた…気持ち良い…」

太輔:「えっ!?マジで!?」

依公子:「太輔くん上手だね♪」

太輔:「イヤ、めっちゃ我慢したよ…依公子ん中ヤバいよ…」

依公子:「…今まで、そんなにしてくれた人いなかった…そんなもんだと思ってた…」

抱き締めてくれる腕が嬉しかった。離したくなかった。


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