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*黒子のバスケ*

第2章 *清凛高校


春。

あたしは無事、帝光中学校を卒業し、清凛高校に入学する。
「高校生活、楽しむぞぉ♪」
たくさんの人で賑わっている門をくぐると、一斉に話しかけられた。
「君、かわいいね!野球部のマネージャーやんない!?」
「女バス楽しいよー♪」
「一緒に弓道やりませんか!?」
「え!?あの…ちょっ…」

あたしは人混みをうまくかきわけて、人気の少ないところへ行った。
「はぁ…ビックリしたぁ…」
「蒼井さん」
「…え?」
誰かがあたしを呼んだ。
知り合いはいないはずなんだけど…。
「蒼井さんっ、ここです」
「きゃぁっ!?…あ、れ?黒子くん…?」
目の前に黒子くんが立っていた。
相変わらず影薄いな…。
「黒子くん、清凛だったっけ?」
「はい」
忘れてた…。
黒子くんってばどこまで影が薄いんだろう…。
「蒼井さんは、何か部活に入るんですか?」
「あたしは…ここでもバスケ部のマネージャー、かな」
「そうなんですか」
「…ん!?」
「どうかしました?」
「あの人…」
あたしが指さす方向には…。
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