第1章 衝撃!私の友達の悲しみと
「芹沼さん!猪瀬さん!
もう大丈夫なの!?」
入って早々、話しかけてきたのは
五十嵐くん
こんな私にも心配の言葉をくれる彼は
クラスの人気者であるわけがわかる
五十嵐「ナナ!お前、謝れよ!」
その問に
あ~
と、やる気なさそうに答え近づいてくるのは
私達に体当りしてきた七島くん
七島「わりぃ…」
目線をずらしながら謝る
花依「大丈夫!なんともないよ!
美咲ちゃんもだいぶ良くなったみたいだし!
ね!?」
七島くんは花依が大好きなアニメキャラの
シオンに顔が似ているらしい
だからなのか緊張したりどもり声で
あわあわとしゃべっている
五十嵐「猪瀬さんも大丈夫?」
美咲「うん。大丈夫だよ
七島くんは大丈夫だったの?」
七島「おう。俺は芹沼の肉布団あったから
無傷!」
と言った
五十嵐「お、おい!」
それは言っちゃだめだろうと言うように
五十嵐くんが止めにはいる
花依「それはお役に立ててよかった」
と気にしないように花依は笑った
花依ちゃんはこういうところまで優しいんだ
花依の代わりにむかっとしてしまった私は
七島くんをキッと睨んだ
五十嵐「ナナ!
本当にごめんね?」
七島「いててっ」
五十嵐くんが七島くんの耳をはひっぱり
代わりに謝った
そんなこんなで
お昼を食べるため席をくっつけ
食べる準備をする
「もー、2人とも心配したんだから!
七島もなんなの!?あれでちゃんと謝ってる
つもりなの!?」
この子はあーちゃん
花依ちゃんの趣味も知りながら
その趣味を一緒になって楽しめる友人
花依「ごめん、あーちゃん
それより見た!?
五十嵐くんがやったことじゃないのに
謝ったよ!?何あれ!?カップル??」
美咲「花依ちゃん、落ち着きなって。
しかも、少しは言われたこと気にして欲しいなー」
そんな会話とともにお昼を食べ
午後の授業もして下校の時間になった