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【ヘタリア】周波数0325【APH】

第13章 at the later lunch time


「――って菊さんは!?」

本当ににほっぺたが落ちそうなほど美味しい、フェリちゃんお手製のパスタをのんびりまったり食べていたが、

(このときどちらが料理をするか、フェリちゃんと耀が熾烈で不毛な争いをしていた)

肝心なことを思い出し、私はそう叫んだ。

「菊さんピンチかもしれませんよ? 合流遅くないですか!?」

「あぁ、さすがに遅いな……」

ルートが頷く。

声色は決して明るくはない。

しかし、耀は自信に満ちた黒目を輝かせ、フンッと鼻を鳴らした。

「菊なら大丈夫ある! アルフレッドはともかく、クソあへんなんて話にならないあるよ」

「拳を握りしめて震わせながら言われてもネ……」

湾ちゃんがつっこむ。

そう言う湾ちゃんの表情も、耀と似たり寄ったりだった。

彼の言うことには賛成だ。

……アーサーの扱いには、今さらなにも言うまい。

しかしだ。

アルフレッドはともかくって、アルフレッドが問題なのでは……

そんなことを思ってパスタをつついていると、あのなぁ、と呟く声が聞こえた。
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