第1章 社長令嬢
「なんか恩を返したいんだが…」
こんな、様付けされてる人からの
お返しなんて想像もできない!
「いや、私は人として当然なことを
しただけですよ!お返しなんていいです」
「それなら今日のパーティーに
特別枠で出席していただくのはどうでしょう?」
パーティー?!
「おお、それはいい考えじゃ
雪人早速、準備を」
「承知いたしました」
といって携帯をとりだすと
車が目の前にきた
「あ、私荷物が…」
「それならとってきますよ、
環奈さま、すいませんが
財前さま、おまかせしますね」
「は、はい」
車の中で、名刺を渡され、
日本でも特に大きい財閥の財前財閥の
社長なんだということがわかった。