第4章 記憶
「ということがあり、
無事仲直りしたんですが…
まさか昔の幼馴染だったとは
気づかなかったです」
私は次の日またカフェで
薫さんに付き合ってもらい、
昨日のことを話した
「そんな偶然があるなんてね
運命だと思うよ?」
クスクスと薫さんが笑う
確かに運命かもしれない…
「でも、いじめっ子ってとこ、
今の渋谷くんからは想像できないな」
薫さん…誠二くんは
猫かぶってるだけなんです
「ですよね…」
「少し意外だったよ
あ、そろそろいかないと…」
「薫さん、今日も
付き合ってもらってすいません」
「ううん、こちらこそだよ
仕事がない時はいつでも話そう?」
「はい!ありがとうございます
お仕事がんばってください」
笑顔で薫さんが帰っていった
薫さん、仕事で相当体力使うんだろうな
これだけ高カロリーたべて
あんなけ細いんだから