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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫

第3章 すれ違い


「でも私、誠二くんと
また会えてよかった」

「素直じゃねーか。
俺もお前探すつもりだったしな」

「え?」

「いや、なんでもねー」

こっちの話だ、といって隠された
気になるな~

「でも、誠二くんのご両親は?」

そういえばなんで一人暮らしなんだろう

「俺が勝手にでてきたんだよ
この歳でも社長となったからな」

「え!?誠二くん社長なの!?」

「お前…今更何を…」

驚きのあまり私は誠二くんの
腕から逃れて立てった。

嘘…

「ンだよ…まじで知らなかったのかよ
中学ん時、アメリカ留学してた
で、コンピューター好きだったから
そっち系の科にいったら才能見抜かれて
就職的な?まぁさすがに社長が
中卒っつーわけにはいかねぇだろ
だから日本に帰ってきて高校通うことにした
普通の高校だと狙われやすいからな
こっちの事業も成功させたいしな」

(いじめっ子な幼馴染だったのに…)

私の知らない誠二くんが
増えていくことに不安も感じた

でも、その後思い出話をしたり、
アメリカのことについて
教えてもらったから
とても有意義な時間になった

「誠二くん、そろそろ時間だよ?」

夜は遅い。
もうこんな時間かよ、と
誠二くんが惜しそうに呟く。

「あーお前といると
時間たつのはえーわ。
じゃあな、また明日」

「うん、おやすみ」

誠二くんと仲良くなれてよかったなぁ
まさか、せーくんだったなんて…
思いもしなかった
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