第10章 THE HAPPY END
あの日、誠二くんと一つになった私は
とうとう今日で卒業を迎えた。
3年間あっという間だった。
「環奈ちゃん!」
この声は…
「景斗さん!!」
「久しぶり、元気でやってる?」
「はい!景斗さんもお元気そうで!」
「そちらの彼は…もしや」
「渋谷誠二です
久しぶりです、景斗さん」
「やっぱり誠二くんか!
いや~大きくなったね」
「ありがとうございます
あの、俺、環奈を
誰よりも幸せにします」
また…急にそんなこと言うのも
反則、だよ…
「うん、誠二くんになら安心して頼めるよ
環奈ちゃんをよろしくね」
「はい!」