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【スイートルームの眠り姫】学園の眠り姫
第10章 THE HAPPY END
…ん……
…―心地よいぬくもりを感じて、
目を覚ます。
そっと顔を横に向けると、
私を抱きしめたまま、
誠二くんが眠っていた。
幸せそうだな…
あどけない寝顔がなんだか可愛く見えて、
前髪に軽く触れてみる。
「…なんだよ」
「っ、起きてたの?」
「いま起きた」
言いながら、腕のなかに
ぎゅっと閉じ込められる。
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