第9章 悪夢
「私は彼らに教えてあげたのよ?
渋谷誠二にケンカでは到底叶わない彼らに
入ってきていいわよ」
ガチャ。
と扉が開かれる。
そこに入ってきたのは3人。
見るからにガラの悪そうな人だった。
「こいつが渋谷のオンナ」
「やっちまおうぜ」
「おう」
え?なんのこと?
「汚れて渋谷くんに嫌われなさい」
3人の男は床に私を押し付ける
「…っいた…」
怖い、怖い
「よぉ、嬢ちゃん。
嬢ちゃんに恨みはねぇけどよぉ
俺ら渋谷恨んでんだわ
あんた利用させてもらうぜ」
「い、いやぁぁぁ!!
離して!!」
「おい!口おさえろ!」
「んー!!んーーっ!!」
抑えられたせいでうまく呼吸ができない。