第1章 社長令嬢
ロビーについてしばらくすると
雪人をここに呼んであるからといって
財前社長は挨拶に出かけて行った。
それにしてもすごいなぁ…
「ソファーまでふかふか…」
「おっす、あんた見ない顔だな、
俺は藤堂泰河。名前は?」
突然、背後から声をかけられた
金髪のがっちりした体の男の子
同い年かな?
「環奈です」
「へぇー、環奈か!
いい名前じゃん
俺、今15なんだけど環奈は?
彼も同じことを思ったのだろう
「私も15です」
「お、やっぱ同い年か!
名前で呼んで!敬語も無くていい!」
「泰河くん、でいいかな?」
「おう!日本に帰ってきてすぐに
いいやつと出会えてよかったぜ
これもなにかの縁かもな
まぁ、よろしくな!
あ、俺そろそろ行かないと…
んじゃ、またな!」
「よろしくね!
うん、またね!」
早速お友達できちゃった!