第2章 「かっる〜く見られて」: 白澤 : メール・涙・ハグ
ドン
突然響いた、何かがぶつかる音。
白澤/桃「?」
ドン ドン
白澤「扉を叩かれてるみたいだね。桃タローくん、出てくれない?」
桃太郎が扉を開けると、一人の女性が立っていた。
桃「あ、桐花さん。」
極楽満月従業員の桐花。
桐花「ただいま。」
両腕がふくらんだ紙袋でふさがっている。
桃「お帰りなさい…どうしたんですか?その荷物は。」
白澤「おかえり〜、桐花ちゃん♡」
桐花は、そそくさと中に入り、机に袋を下ろした。
桐花「道中渡された。白澤様へのチョコレート。」