第1章 少女、魔法道具宅配便
「ほうきだけでいいんですね?了解です」
ある魔法の国に一人の少女がいました。
少女は若いながら自分の店の店長でした。
そして
「アレン!行くよ!」
宅配便でもあったのです。
彼女の店は魔法道具を売っている国一番の店で
品揃えがよくいつも店の中は賑わっていました。
魔法使いの中で彼女の店を知らない者がいるわけがない。
それほど彼女の店は人気でした。
「ご注文の品をお持ちしましたよー!」
「いつもご苦労さん」
「$1200です!」
「はいよ」
「ありがとうございましたー!」
『注文がきたらすぐお届けする』
それが彼女の日常なのです。