第5章 主人愛【ソーマ/中編】
「‥‥腹が減った、飯頼む」
『OKソーマ、何食いたい?』
「任せる」
起きて来たやいなやすぐに朝ご飯を要求してくるソーマ
目を擦りながらまだ夢心地の様だ
ピーンポーン
「あ?、出てくれ」
『了解、誰だ?こんな朝から』
フライパンの火を弱くしてドタドタと扉へ向かう
『誰だー?って、リンドウじゃないか
どうしたんだ朝から、任務か?』
「おう、もここにいたんだな話が早い」
『早く要件言えよ飯が焦げちまう』
弱火にしたと言っても油断はできない
今この一時の間にフライパンの上にいる野菜の水分は少しまた少しと失われつつあるからだ
「ああ、今日もソーマの朝飯作ってたのか、それは済まなかったな」
『ソーマの支えになるのが私の生きがいだからな
てか早く言ってくれ本当に焦げちまう』
「悪い悪い、今日から新しく新型が極東支部に配属される
10時には集まるようにな」
『おお、極東支部初の新型か!それは楽しみだな、
ソーマにも伝えておくよ、ありがとうなリンドウ』
「おう、じゃあな」
新型か‥‥どんな奴だろうな‥‥
おっと、料理の途中だったなまずは作ってこないと