第2章 決意
「いーわーちゃーん!」
岩「及川うるせぇ。なんだよ」
及「岩ちゃん、部活行こ!」
岩「すまんが、今日は部活休む。監督とコーチには言っといたから」
及「え、なんで!?風邪?」
岩「うるせぇよ。おっと」
教室を出て階段に向かっていると誰かにぶつかりそうになった。
岩「なんだ、双巴か。」
双巴はコクリと頷いた。
及「誰?」
岩「クソ及川、近づくな!」
及「えーなんで〜。あ、岩ちゃんの彼女?モテなさそうな顔してるのに」
岩「うるせぇて言ってんだよ!彼女じゃねぇよ」
及「あ、待って!待ってよ、岩ちゃーん!」
俺は双巴を引っ張って及川を無視して帰ることにした。
『話、聞かなくてもいいの?』
岩「うるさいからいいんだよ。」
『お兄ちゃん、部活、行かなくていいの?』
岩「お前が心配だからな。いろいろあったろ、中学のころ」
『うん。』