第2章 決意
無事に受験を突破した双巴は青葉城西の1年生。
俺と及川は3年生になった。
岩「おーい双巴ー!入学式あるから急ぐぞー!」
『うん。』
いつもは及川と一緒に通っている俺だが、今日は双巴と通っている。及川は毎朝うるさい。双巴は緊張した面持ちで下を向いて歩いている。
岩「足元ばかり見てたらぶつかるから気をつけろよ」
『うん。』
岩「そういや、部活何入るんだ?」
『入らない。私、入っても足引っ張っちゃう。』
岩「・・・そうか。聞いて悪いな。」
『大丈夫。』
岩「じゃ、ここ教室だから、何かあればメールするか俺のところ来い、な?」
『ありがとう。お兄ちゃん。』
岩「おう。頑張れな」
俺は双巴の頭を撫でて自分の教室に向かった。