第1章 落ち込んでる貴女!真琴に慰めてもらいましょう【橘真琴】
そして今、ことりと俺の家に帰ってきた
「飲み物取ってくるから適当に座ってて」
なんて、ベタなセリフを言ってキッチンに行く
俺は2人分の飲み物をもって部屋に上がった
「お茶しかないけどよかった?」
「うん。ありがとう」
俺たちはしばらく他愛もない話をした 最初は緊張気味だったことりもすっかり雰囲気に馴染んでる
そろそろ、聞いてもいいかな?
「ことり…あのさ」
「ん?なに?」
「最近元気ないみたいだけど、何かあった?俺でよかったら話聞くよ」
ことりは一瞬戸惑った顔をした
ちょっと早かったかな?
でもことりの答えは、
「ホントに…何でも聞いてくれる?」
「うん」
「引いたりしない?」
「うん、」
「実はね…」