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短編集「俺はもともと結構しゃべる」
第4章 140字 ショートストーリー
進撃の巨人
兵長×『冬空と雪』
ピーンと張りつめた空気の中、ひらひらと舞い落ちる雪。
「お前が一緒に見たいって言ってた初雪だぞ」
小高い丘の上から家々に降り積もる雪を眺める。
もう3時間もここにいる。
「寒くないか?」
巻いていたマフラーを渡し、宿舎に戻る。
兵長が立ち去ったその墓標には
暖かそうなマフラーが巻かれていた。
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