第9章 レインボーシスター
『初めまして!碓氷ミドリですぅ。趣味はぁ、可愛いものを集めることですぅ!よろしくねぇ!』
ミドリちゃんは、ふわふわ系天然少女って感じ。
髪の毛はアッシュ色でウェーブのかかった長い髪がすごく似合っている。
この子お人形さんみたい!ずっとニコニコしてるし!
『こんちわぁ!!東雲キコ!きこりんって呼んでね?キコは、甘いものがだーいすき!』
元気いっぱいのきこりんは、不思議系かな?
金髪のショートヘアーで身長も1番小さい。
すごい、私達の名前の通りみんな個性的すぎて、、
『みなさん、よろしくお願いします!』
きちんと挨拶をして、きこりんの横に立つ。
『自己紹介もこれくらいにして、君たちに発表したいことがある』
社長の言葉に全員唾を飲み、次の言葉を待つ。
『1ヶ月後のソレイユのライブの最後にサプライズで、レインボーシスターの発表と初ライブを行う。』
『えっ!!初ライブー!!!』
『ライブだぁ!可愛い衣装着れるぅ!』
アオコちゃんはそんな2人をみて微笑んでいる。
アカナちゃんはというと、顔色一つ変えずに社長の方をジッと見ていた。
『もう曲もできてるから、明日から猛練習だぞ!』
皆、はい!!と気合いの入った返事をした。
『では、明日からレインボーシスターを支えてくれるマネージャーを紹介しよう。』
社長の言葉で、1人の男性が社長室に入ってきた。
『初めまして、レインボーシスターのマネージャーを務めることになりました!小鳥遊タツキと申します。よろしくお願いします!』
そういい、ニコっと微笑んだ。
『小鳥遊??』
『驚くのも無理ない、アカナの兄だからな』
『えぇ!!アカナっちの兄者なのか!』
『確かにぃどことなく似てる気がするよねぇ!』
アカナちゃんのお兄さんのタツキさんは、背がスラッと高くてこの人も遺伝なのか髪の毛がほんのり赤い。
そして、なんといってもアカナちゃんと同じ目をしている。
だけど、冷たさはなくアカナちゃんとは正反対な感じ。
私のお兄ちゃんと歳も近そうだなぁ。
噂をされている張本人のアカナちゃんは、ぷいっとそっぽを向いている。