第7章 俺様アイドル
『そこ座って』
そういい、顎でクイッとベッドを指す。
私は大人しくユウさんのベッドに腰掛ける。
ベッドふかふかぁ〜
ユウさん1人が寝るにしては大きすぎるベッドは、思った以上にいい触り心地だった。
こんなベッドに1人で寝るとか、一度でいいからしてみたい、、
なんてことを考えていると
ユウさんは小説を読み終えたのか、本とメガネをテーブルの上に置いた。
そして、ゆっくりと私の方へ歩み寄る。
それと同時に胸がドキドキ張り詰めてくるのを感じる。
私変なこと考えすぎだよね、、
ユウさんは私の横にゆっくりと腰をかけた。
『まさか本当に来るとは思ってなかった』
その言葉に、ハッとユウさんの方を見る。
『ここに来たってことは、なにしてもいいってことだよな?』
そういい、口角を少し上げ笑っている。
私、なにかされるのを期待してたの?!
、、いや、そんなわけ、、
私は自分の行動に恥ずかしくなり、なにも答えられずにいた。
『罰ゲーム、やってもらうから』
『えっ!??』
『そのためにここに呼んだんだけど』
顔色一つ変えずになんでも言ってしまう。
『な、なにを、、すればいいんですか?』
『お前からしろ』
『え!?なにを!!』
『さっきレンにしてたことだよ』
レンさんにって、キス?!!
『でも、あの時、、ユウさんいなかったと思いますけど、、』
『あぁ、キッチンにいたからね。でもちゃーんと見てたよ?自分からレンの首に腕絡ませてキスしてるとこ』
そういい、意地悪そうな顔をして笑う。
私は思い出したくないことを掘り返され、ユウさんの目を見ることができなかった。
『もし出来ないなら無理やり脱がすから』
ぬ、ぬ、脱がすぅううう!!!!
ユウさんは言い慣れているかのように、サラッと言ってしまう。
『そそそそ、それはダメです!!』
『ならお前からしろ』
『え、、なんで私から、、』
されるのだって恥ずかしいしのに、、私からするなんて絶対無理だよ。