• テキストサイズ

危険なルームシェア

第16章 本当の気持ち




そして、遂にその雑誌撮影の日が訪れた。


『おはようございまーす!!』

レイシス全員で、ソレイユの楽屋へ挨拶をしにいく。

毎日見かけている顔に、アイドルとしての私で挨拶しに行くのは、少し照れくさい。

4人の物陰に隠れるように、さりげなく挨拶をする。


あとで嫌って言うほど会うしね、、、。



挨拶を終え、レイシスの楽屋へと戻ってくると

『はぁー、シュンくんかっこよかったぁあ!』

キコりんが部屋いっぱいに響き渡るような声で、突然そんなことを言い出した。

『キコりん、シュンくんのファンだったのぉ??』

ミドリちゃんが、その話に食い気味に聞く。


『うん!キコ、アイドルになりたかったのも、シュンくんのライブ見てからだもん!!あんなにすごいバク転とか、ファンの前で出来たらかっこいいだろぉなぁって思って!』


キコりんがアイドル目指した理由って、シュンがきっかけだったんだ。

それで目指して、ソレイユの妹アイドルとしてデビューするって本当すごいことだよね!

私だったら飛び回って喜んじゃう。


『キコね、だから受かった時、家中飛び回って、ベッドの上でも飛びまくって、ベッドひとつダメにしちゃったんだー!』


え!キコりん、、、。上には上がいた、、(笑)

でも、それくらい嬉しいだろうね。

しかも、今回の雑誌撮影なんて、黄色カラー同士だから、シュンと一緒に撮影できるんだも、そりゃあ張り切るよね!

/ 182ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp