第11章 おちゃめ
『はーーいっ!じゃあ今日のレッスンはここまで!』
はぁ、、はぁぁ、、、、。
つ、疲れたぁ、、、。
ミレイさんが終わりの合図で手を叩くと、みんな持ってきたお水を一気に飲み干す。
『きっつーっ!!!』
あまりのキツさに、キコりんが嘆く。
『こんなのまだ序の口よ??ライブまで時間ないんだから、明日も頑張るわよ!!』
でも、今日1日でここまで出来たのは本当にすごいと思う。
アカナちゃんとアオコちゃんなんて、一度も弱音吐かなかった。
キコりんとミドリちゃんも、なんだかんだ言ってるけど諦めないで頑張ってる。
この5人なら最高のライブができそう!
『じゃ、お疲れ様でしたー!あ、れいなちゃん、ちょっといい??』
ヒールに履き替えたミレイさんが、部屋の角に私を呼ぶ。
『はい??』
『レンと仲良くやってる?』
『えっ!!あ、まぁ』
『もしレンになにかされたらいつでも言うのよ??』
あはは、、。
どちらかというと私の方が色々しちゃってるような。
そんなこと口が滑っても言えない。