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第1章 入学~嵐の予感~


「・・・ってそんな呑気なこと言ってる場合じゃなーーーいッ!!!」

新学期始まって間もないのに遅刻とか悲しすぎる。
時計を確認する。
「わぁーーーーッ!バスに遅れるぅッ!」
頑張れ!走るんだ小竹真依!

「ハァッハァッハァ・・・間に合った・・・。」
私の真後ろでバスのドアが音を立ててしまる。

落ち着いた私は、空いている二人席に座り、もう1人分の所に荷物を置き、目を閉じる。

で、降りるバス停まで寝る。(色気ないケド)
じゃね!みんなおやすみ!

ガタンゴトン・・・
バスの揺れを感じながら睡眠っていいなぁ・・・

その時、いきなり
「隣いいですか?」
と声がかかる。慌てて荷物をどかした。
「わっわぁ!ごめんなさい!・・・っ?」
聞き覚えのあるその声に私は顔を上げた。

その声の主はー
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