第9章 九話 決戦の世界
『柊君は、僕の研究チームの一人でね…』
『姉が?だってあの時姉は16歳だったんですよ?』
『だからだよ、彼女は頭が良かった
だから、彼女が居てくれれば
百人力だった…それに彼女と僕は昔付き合って居たしね』
『え?』
そりゃあびっくりするよね…
『ただ、彼女は良く出来て居たよ…君の為にね』
『……』
最終的には 星夜さんは黙った
『僕は、君が許せなかったんだよ?
彼女は僕のものなのに
君が独占するから、だから元々その日記は君を殺す為に作ったんだよ?』
『その役目を彼女にやらせることにしたんだ、だけど見事に裏切られるとはね』
『じゃあ、姉ちゃんは…』
『そう、日記にこう書いたんだよ「私の命と引き換えに弟は殺されないように」ってね』
それを聞いたとき星夜さんはショックを受けていた
そりゃあ、そうだな…
『おい!桜沢!もうやめろ』
裕さんが叫んだ
『嫌だね』
『彼女を奪った奪った奪った奪った奪った奪った奪った』
何だこの人狂ってる!?