第9章 九話 決戦の世界
(10月6日(日)11時20分)
しばらくすると、僕らはある、男を見つけた
『岡本久しぶりだね?』
『ああ…久しぶりだな桜沢』
『あ!この人って天の声の人!?』
南さんが言った
『そうだな…』
僕は、言った
『あれ?君達はー確か日記を書いた人達だよね?どうだったかな?僕の発明は?』
僕は、答えた
『僕は、良いと思いました…何故ならば
その、日記が無ければ梨子を助ける事は出来ませんでした』
『ふむー』
桜沢さんが呟いた
『有弥…』
梨子は心配そうに見ている
『そこの、お嬢さんは?』
桜沢さんは、南さんに言った
南さんは言った
『私は、良くないと思います
私は自業自得だけど…やっぱり人を殺せる日記は良くないと思います』
南さんは正直に言った
『そうか…』
桜沢さんは、また呟いた
『次はそこの坊や、君はどう思う?』
結乃さんが話した
『俺はあっても良いと思った
俺は大事な友達が亡くなる前に伝えられたから…だから良いと思った』
『ほおー』
また、呟いた
『おい、桜沢!もうこんな事は止めよう
彼女はもう戻って来ない』
彼女?
『嫌だ…僕は諦めない』
桜沢さんの、顔が一変したな…
『あの』
『ん?何だい?君』
『姉はどこにやったんですか?』
星夜さんが言った
『ほぉ…君はあの柊君の弟だね?』
桜沢さんは言った、何でこの人星夜さんの事知ってるの?
『え?あ、そうですけど』
星夜さんは戸惑って居た