第1章 一話 始まりの世界
(4月21日(土))
彼女の葬儀が行われた
彼女の親は勿論、僕も泣いた
『僕のせいだ…僕がちゃんと見てれば…』
でも、そんな後悔したって彼女は帰ってこない
泣きはらした顔で家に帰ってみると机に何か置いてあった
『なんだ?これ、日記?』
diary,returnって書かれてる…
繰り返す日記?
どういう意味なんだろう…
『あれ?後ろに何か書いてある…』
この日記に書いて下さい…?
『この日記に書けば良いのかな?… 』
僕は日記を書いた、願うことはただ一つ
『彼女が、死なない未来』
まあ、こんなのを書いてどうこうって訳ではないとは思うけどね
そして、僕は眠りについた