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diary,returns

第4章 四話 平凡な世界


(8月16日((月))
「じゃあ、里李ちゃんお母さん達行ってくるわね
「いってらっしゃい…」

「まあ、里李はお人形もあるから寂しくないよな!お父さん達は出張だけど、里李、強くなるんだぞ!」

「うん…」





(パタン

ドアを閉めた

「今日もお父さん達出張か…最近出張多いなー」

りーの家は、貧乏だから学校に行けません

だから友達も居ない

だから、りーは友達の変わりにお人形の

エナと話す

「ねえねえ!エナ話そうよー」

「いいよー」

「……もうつまんないな」

そろそろ、飽きてきた

「あーお空飛んで見たいな…」

ベランダから覗いていると目を疑った光景があった、

何故なら出張と言っていたお父さん達が
別の女の子と楽しそうに、手を繋いで歩いていたのだ



「何…あれ…」

あの子は誰? 知らない子だった

「りー…捨てられたのかな…」

そう思うと涙が出てきた

その時りーの頭には家出をする事が脳内にあった

「どうせ、りーはいらない子だから家に居なくてもいいよね?」

そうして、バックに荷物を詰めて家を出た


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