第7章 松本潤 × 先輩
「じゃ、また明日。」
憧れの松本先輩の言葉でみんな帰る準備を始めた。
はっと我に返ると
「またJのこと見つめてたんですか?あきないですね、ホント。」
「別にいいじゃん・・」
松本先輩はこのサークルの部長。
私がこのサークルに入ったのは、松本先輩に一目ぼれしたから。
でも、同じことを考えてる女子は数知れず。
みんな
「松本先輩~!ここわからないんですけど、教えてもらえませんか?」
「あ!私も!」
「なに言ってるの?私が先!」
「先輩~いいお店知りません?今度合コンやるんです!あ、先輩も行きます?」
「なに言ってるのよ!先輩は合コンなんか行きませんよねぇ~?」
先輩の周りにはいつも女の子がいっぱい。
私が入る隙なんてない。