第5章 二宮和也 × 先輩
「二宮先輩!」
先輩をみつけると私はすごい勢いで駆け寄った。
「あぁ・・あなたですか。」
「何ですかその冷たい態度。」
「別にいいじゃないですか。」
そんな冷たい先輩の態度に少し落ち込んでる。
ここのところ、ずっとそうだ。
先輩のころころ変わる態度に一喜一憂してる。
「今日の髪型、いいですね。」
とか
「これ、探してたでしょ?」
とか
「まだ、いたんですか?目ざわりだからさっさと帰ってください。」
とか。
ころころ変わりすぎて心がついていけない。
先輩は、私のこと、どう思ってるのかな・・