第1章 二宮和也 × 仕事帰り
ピーンポーン
「いらっしゃい」
「おじゃましまーす」
部屋に上がるとリビングには大量の食材が。
「どうしたの、これ?」
「んー・・・鍋やろうと思ったんだけど。」
「・・・作り方がわからなくて、わからない内に私が来た、ってわけね?」
「・・はい」
「はいはい、じゃあ私が作るから、ゲームでもしてなさーい」
「やだ。あなたにやらせたくない」
「おい!なんで!」
「あなたがやったら火事になりそうなんで(笑)」
「ちょっと~」
こんな和やかな感じ、いつぶりかな。
最近お互い忙しくて、お互いの家に行っても一緒にご飯食べて、寝るだけ。だった。
「最近ごめんね、忙しくて。」
「ううん。お互い忙しかったし、私は和と一緒にいられるだけで、幸せだから。」
「そ・・・」