第3章 櫻井翔 × 風邪
「櫻井先輩、本当にありがとうございました。」
「いやいや、いいのいいの!元気になってよかった!」
「・・・」
「・・・」
沈黙。
「ねぇ、相葉さんと、なにがあったの?」
「・・・」
「俺には言えない?」
「・・・」
「ねぇ。」
「・・はい」
「好きだよ。」
「へ?」
気が付いたら先輩に抱きしめられていた。
「あなたのこと好きです。」
「櫻井先輩・・」
「相葉さんとなにがあったかは知らない。でも、あなたをこれから幸せにしてあげたいんです。」
「先輩、私も・・・」
言いかけると水滴が落ちてきた。