第29章 櫻井翔 vs 相葉雅紀
「おはよう」
「おはよう、相葉くん」
朝、教室で隣の席の相葉くんに挨拶をし席に座る。
(今日もかっこいいなぁ…)
眺める先には櫻井くん。
私の、憧れの人。
でも、モテモテで彼のことを好きな女子は数知れず。
私なんか、ただ見つめてるだけでいい。
「もーまた翔ちゃんのこと眺めてるのー?」
「相葉くん!!大きな声で言わないで!」
「そんなに見てるなら話せばいいのに。俺、仲人できるよ?」
「ん、無理だから」
「チキンだね」
「これでいいの。傷つかなくて済むし」
「まぁ、気持ちはわからなくないけど」
「相葉くんも好きな人いるの?」
「はは、どうかな?あ、先生来た!」