第26章 二宮和也 × 罰ゲーム
「ごめんなさい」
「謝らないで。理由、聞かせて?」
「…無理やり合コンに連れてこられて、あなたがいて。でも、正直終わったつもりでした。」
「だから、私に行くように言ったの?」
「自分の気持ちを確かめたくて。でも、やっぱり我慢できませんでした。」
「ありがとう…」
「やっぱり、好きです。付き合ってください」
思わず泣いた。
期待してよかった。
嬉しくて。
「わ、私も…」
「知ってます」
「だよね、ふふふ」
「泣かないでくださいよ」
「嬉しいんだもん」
『もう、誰にも渡さないから』
そう囁いて照れた彼を愛おしく見つめる。