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嵐 × 短編集

第20章 櫻井翔 × 文化祭 委員長






文化祭の日。




私たちのクラスは出し物としてメイドカフェをすることになっていた。


本当は嫌だったけど、満場一致で決まってしまったから仕方ない。



さらに嫌だったのはメイドの格好すること。



そういう格好なんか似合わないし、こういうのは苦手。





でも…





「大丈夫?メイドの格好、嫌?」

「しょ、櫻井くん」


委員長の櫻井くん。


…私の好きな人。


「もしかして、メイドカフェ、嫌だった?」


ギクッ


「う、うん」

「よかった~実は、俺も嫌だったんだけどね~満場一致だったから仕方ないけど。」

「そうだったんだ」


男子は執事の恰好をすることになってたから、正直櫻井くんの執事姿が楽しみな私がいる。


「がんばろうね!」

「うん。メイド姿、楽しみにしてるよ。」



不意にドキッとしてしまう。







そんなこと、言われたら期待しちゃうじゃない。




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