第2章 大野智 × 仕事場
資料を拾い終わり、資料室にもっていく。
3回目以降は落とさずにすんだ。
相変わらず、動揺はしてるけど。
「ねー好きな人教えてよー」
「お、教えません!」
大野くんもしつこいなぁ・・・
そう思って、心の中にある疑問を思い切って口にする。
「ねぇ、どうしてそんなにしつこく聞くの?」
期待のせいで胸がドキドキする。
この鼓動が彼に聞こえてないか不安になる。
「いや、ニノが、ね?好きだって・・・」
「二宮さんが!?」
ビックリな気持ちと残念な気持ちが半々
あのモッてモテな二宮さんが私なんかを!?という気持ちと
あぁ、やっぱり大野さんは私のこと好きじゃないんだ
な・・・という気持ち。
でも、やっぱり大野さんに言うわけにはいけない!と決めた。