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干支様あなたの番ですよ!

第3章 新生活メェ!


さ、最後の言葉は聞こえなかったぞ、私にはキコエナカッタゾ!!

「あ、あの!巻姉さん、なんか面白いことない?」

「え?んーそうだな…雷牙に今と同じことしてきな!きっと面白い反応を…」

お姉さんが話を止めた理由なら私が一番分かってる
だって

「シオちゃんそんな嫌そうな顔しないであげて!!雷牙かわいそうよ⁈」

「あぁ、ごめんなさい。表情が顔に出やすいんだよね、私。」

「それ自分で言っちゃうか」

よく言われるんだよね。

「じゃ、私探検して来ますね!」

「あ、探検中か!行ってらっしゃい、本当は私も付いていきたいんだけど、未来ちゃん居るし…ごめんね」

大変だねお姉さん。まだ気絶してる未来ちゃんの面倒を見るだなんて
本当にお姉さんみたい

ガチャドン

「さて、次はどこに行くかな〜」

長い広い廊下。いつ見ても綺麗な廊下。
一体誰が掃除をしてるんたろうか?

…綺麗な廊下に似合わない複雑な絵

描いた本人(未来ちゃん)曰く、十二支の集合絵らしい。

この絵からは誰が誰なのかさっぱり分からない

未来ちゃんはどこ、雷牙くんはどこ、なんとか巻姉さんは分かったよ。多分十二支で唯一の女性なんだろう。

「あ、この絵…2日前に色塗ってたやつだ」

「それ、今日あいつが飾ってたぜ」

「うわっ、びっくりした」

新しい絵を見ていると、横に影が出来た。私よりも20cmくらい背の高い彼は雷牙くん

「何してんだ?」

「抱き付いていい?」

「質問の答えになってねぇけど?」

あ、なんか以外。冷静に返された

「面白いものはないか探してるの」

「へぇ…あ、面白いものなら目の前にあるぜ、この絵お前描いたんだってさ」

え、私は女よ?!絵心なさ過ぎて凄い。

「…これ自信作って言われたらどうしよ」

「…と、取り敢えず褒めろ!そうすれば何とかなる」

「そうだよね!あ、じゃあ未来ちゃんが起きたら褒めてあげよう!」

もう起きたよね?多分10分くらい経ってると思うんだけど
気絶って、どんなんだろう。気になる…気絶したいわけじゃないけど

「え?未来寝てんの?珍しい、あいつが昼寝なんて」

「違うよ雷牙くん、未来ちゃんは寝てるんじゃなくて、気絶してるの!」

「…は?な、何があったんだよ⁈」

物凄く慌てた様子の雷牙くん

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