第38章 かくれんぼ
作者から
いかなる時も、誰といても、
ありのままをさらけ出せる人は素晴らしい。
それが他人に受け入れられようと受け入れられまいと、
臆することなく振る舞えるのはとても素敵なことだと思います。
しかし、そんな人世の中にどのくらいいるのでしょう。
あくまで私の考えですが、ほとんどの人が"自分"という存在を演じているのではないかと思います。
ありのままの自分を。
それは、とても難しいことです。
どうしたら演じなくて済むのか。
それを考える前に一度、"自分"を見直してみてはどうでしょう。
私事ですが、自分という人間はどういう人間なのかを考えると、「私はこういう人間なのだ」と断言することができません。
演じているのはわかるけど、演じない自分てどんなだろう。
わからなくなってしまうのは、演じることが当たり前だから。
それは、とても悲しいことですよね。