第15章 *お仕置き? いえ、頼みごとです*
"ガチャ"
「お待たせ」
「香奈ちん遅い~」
「ごめんね、えっと…
往復8Km走ろうと思ってるんだけど…」
(笠)「8Km!? …大丈夫なのか?」
「はい。私 "は" 大丈夫です
走りながらどこ走るか決めるね」
(赤)「元から決まってるんじゃないのか?」
「うん、たまに走るコース変えてるの
……よし、行こっ」
今日は片道4Kmの道を走るから
川原と階段は絶対として… あ、
「この近くに山があるんだった!」
(黒)「山…ですか?」
「そう だから、ケイドロしない?」
(笠)「おっいいな!最近全然動いてねーし」
「赤司君、どう?」
(赤)「俺は構わないよ」
「…皆がいないと出来ないから
相談して決めよっか」
(赤)「ああ そうだね」
「…え~…?」
…楽しみになってきた
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- 宮地達 side -
「宮地さん。 後何件ッスか~?」
(宮)「あと30件はあるな」
「もう1時間も歩いてるッスよ?
疲れたッス!」
(宮)「いいからさっさとやれよ
野塚から言われただろうが
……文句言ってっと刺すぞ?」
(火)「黄瀬!文句言ってねーでやれよ!」
「火神っち~…」
(宮)「……の前にこの階段登らねえとな」
「げっ!この階段600段もあるッスよ!」
「走っていくか……」
「そうッスね…最近体鈍ってきたし…」
…………………………。
(宮)「…はあ、 やっと登りきったな」
「…あれ? 皆お疲れ様」
「香奈っち? もう疲れたッスよー!」
(火)「…ところでお前ら何してんだ?」
「走ってました」
(火)「おわっ!黒子いつからっ!」
「最初からいました」
「……さて、そろそろ行こっか」
「はい」
「あ、黄瀬君達 それ全部終わらせないと
昼食抜きだよ? 後2時間で終わらせて
帰ってきてね ちなみに宮地さんも
連帯責任として含めるから」
(宮)「はあ!? …おい黄瀬え
さっさと終わらせろよ?
終わらせないと……轢くぞ?」
「えっ!? が、頑張るッス!」