第10章 反応
御飯を食べ終わると手を繋ぎ電気を消し横になる
翔
『…………っ……』あやと手を繋げる幸せを思い涙が流れる
あや
『……翔くん??……』暗くてよく見えないあや
翔
『……っ…ごめん……っ……』
あや
『………っ…』翔が泣くのであやも泣いてしまう
翔
『……っ……あや…の手があったかくて良かった………っ…』
あや
『……翔くん……駆け付けてくれて……ありがとう……っ……』
翔
『……っ…うん……っ…』あやの手を握る手に力が入る
しばらく泣き続けて眠りについた2人が翌朝を迎える
目を覚ます翔
『………』目覚めてすぐあやの寝顔を見てホッとする
コンコン
看護師さん
『おはようございま〜す』
あや
『…………』目をうっすら開ける
翔
『あや…おはよ!!』
あや
『……おはよ〜…』幸せそうに微笑む
翔
『……笑…痛くない??』
あや
『ちょっと痛いけど平気』
看護師
『熱計っといて下さいね』
翔の使ってたベッドを持ち出て行く
翔
『あや熱計ろ??』あやの熱を測る翔
あや
『自分で持つよ…』体温計を自分で持ってようとする
翔
『笑!!いいから、少しは看病させてよ!!』
あや
『…ありがと……』
翔
『ちょっと熱出てきてるね』
あや
『そっか……熱上がったらいやだなぁ〜苦しいんだもん』
翔
『笑!!そうだね、俺もう少ししたら出なきゃいけないから、何かあったら我慢しないで看護師さん呼びなよ??』
あや
『うん…わかった……翔くん身体平気??』
翔
『平気だよ!!笑!!心配しすぎ』
コンコン
配膳の人
『はい…御飯ね』
あや
『ありがとうございます』
翔
『どーもー』