第22章 過去
翔との手を離しお客さんのカメラをあずかる
お客さん
『あやちゃん……』
そんな優しいあやを見て微笑む翔
写真を撮り終えると
お客さん
『あやちゃんですよね??ありがとうございました!!握手だけしてもらえますか??』
あや
『あっ!!是非!!!』笑顔で対応する
お客さん
『可愛い〜!!動物園好きなんですか??』
あや
『今日、オカピ観たくて連れて来て頂きました!!笑』
お客さん
『オカピ可愛いですよ〜!!笑!!』
お客さん
『帰りに絶対ぬいぐるみ欲しくなるよね!』
あや
『それ!ありそう!!笑……けどウチにはすでにクマの夫婦が……う〜ん』真剣に悩むあや
お客さん2人とも
『笑!!』
翔
『笑…あやリビングに置いていいよ!!笑』
あや
『!!!本当!?やったぁ〜!!』
翔
『笑!!』
お客さん
『カッコいい〜〜』
お客さん
『翔くん、本当素敵過ぎる!!』
翔
『えっ!?今のが??……ありがとうございます!笑』
お客さん
『本当素敵なご夫婦ですよ!!憧れる!!!』
お客さん
『奥様があやちゃんだからいいんだよね〜!!これが他の女だったらこうはならないですよ!!』
翔
『笑!!確かに!!笑』
お客さん
『だって翔くんの隣はあやちゃん以外にはもう似合わないよね!?』
あや
『!!!!!っ』瞳を潤ませる
お客さん
『えっ!?ごめんなさい!!』
翔
『笑!!嬉しくて泣いてるから謝らないで?!笑!良かったねあや!!俺も嬉しいけど…』
あやの涙を親指で拭う
お客さん
『笑!!私達達はこれで』いい雰囲気の2人を見てその場を去る
去り際あきの前を通る時
お客さん
『貴重な2人のデート邪魔しないであげて下さいね』
お客さん
『本当に、これでまだ邪魔してたら同じ女と思いたくないね』
あき
『!!!!!』