第14章 天使は堕ちる
はぁ…少しやり過ぎましたね…
ちょっと膝が…?まぁ大丈夫でしょう
ッ…やっぱり膝がおかしい?
ヤバイ…立てない⁈
ウソッ‼︎
バタッ‼︎ドサッ
桃「痛い…どうしよう」
及「桃ちゃん⁈どうしたの⁈」
桃「あっ…リバー先輩 下からすみません」
及「どうしたの⁈膝⁈」
桃「エヘヘ…あの、タクシー呼んでもらえませんか?」
及「タクシー⁈歩けないのっ⁈」
桃「膝に力が入らなくて…ごめんなさい」
及「なんで無理したの⁈どうして君は周りに頼らないのッ⁈」
桃「私には…頼る資格はないんです。エヘヘ…」
及「君は…どうして⁈ もういいよ…俺が送っっていく」
スッ
桃「ホェッ!いえいえ!重いですから!ていうより、手を怪我したらセッターできなくなります‼︎」
及「俺、そんなにか弱くないから」スタスタ
桃「あの…怒ってます⁇」
及「君は俺が怒ってないように見える⁇」ニコッ
桃「ごめんなさい」
及「で、なんでこんな風になったのかな⁇」ニコッ
桃「えっと…烏野バレー部の1年生 リバー先輩の後輩の飛ちゃんと凄いジャンプ力の翔ちゃんにバレー教えてたら…エヘヘ」
及「そう…(王様ともう1人のせいか…どう懲らしめてやろう)もう無理しちゃダメだよ?」ニコッ
桃「はい‼︎(もう、逆らわないようにしよう)」
及「で、家はどこかな?」
桃「こっちです…エヘヘ ありがとうございます」
及「君は俺の師匠なんだから当たり前でしょ?」
桃「師匠だなんて⁈」
及「でも、俺は君からアドバイス貰ったからあのサーブを打つことができたんだ」
桃「そうですか…飛ちゃんにサーブ教えたのはリバー先輩ですね?」
及「やっぱりわかっちゃった?」
桃「えぇ…先輩の方がまだまだ凄いですが、打ち方そっくりですから」
及「そっか…まぁ俺は王様に負ける気は無いよ?」
桃「そうですか…頑張ってくださいね」
及「ありがとう 着いたね」
桃「ほぁっ!本当にすみません!ありがとうございました」
及「いいえ!じゃあね!」チュッ
桃「…さようなら」
なんで、ホッペにチュッ?よくわからん
桃ちゃんのホッペ柔らかったなぁ…
じゃあ…烏野高校に行かないとね