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淡い恋心

第14章 男の悩み【凛+宗/B】



初めて見る凛の姿に興奮する望は、じっと兄を見上げながら腰を動かす。
初めてがどんなに痛いか知っている望は、少しでも意識を自分に向けてくれたらと兄を助けようとしているのだ。

まぁ、凛が挿れられて感じてる姿を見たいのも事実なので、宗介の行為を邪魔する気はないらしい。

「挿れるぞ凛、力抜けよ?」

「やだ!……挿れんなっ……ぁあ゛!!」

『兄ちゃっ……んぁあ!』

凛の言葉等無視し、宗介は相手の尻穴に自身を捩じ込む。
凛が挿れられた事で、望にも影響が来ると部屋中に二人の悲鳴と喘ぎ声が響く。

初めてな上に宗介のは本当に太くて長く、凛は背を逸らして痛みに顔を歪ませる。

「ッ……凛の方が……キツ……」

「あっ……たり前だろっ!……初めてッ……はァあ!」

「……直ぐに気持ち善くなる……凛はただ感じてろ」

「……っ……宗介ぇ」

望は少し驚いてしまう。
兄を見る宗介の目は一瞬優しくなり、しかし寂しそうにも見えたのだ。
凛本人には見えなかったが見えてしまった望は、ムっと嫉妬を覚え腰を激しく動かす。

そんな望に気付いた宗介は、苦笑いして自分もと自身を更に押し込んで行く。
慣れて来たところで、三人はその状態で何回も絶頂を迎えた。

凛が気を失うまで。





「はぁ……はぁ……案外、凛より望の方が強いんじゃねぇ?」

『ん……はぁ…初めてで刺激が強すぎたんだよ、いつもならもっとイケるもん……兄ちゃん』

「はは……そうかよ」

『けど宗くん……本当は兄ちゃんの事好きでしょ?友達とかじゃなくて』

「……っ……意外だな、お前が気付くなんて」

『兄ちゃんはあげないからね?……全く、オレのがデカくなったら兄ちゃんに挿れたかったのにっ……宗くんに先越されるなんて』

「兄貴が聞いたら怒られるぞ」

『宗くんもね』

「……っ……でも善かったろ?またヤろうな」

『兄ちゃん次第』

「それで凛は望に何を怒ってたんだ?」

『さぁ?分かんない……』



Fin.
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