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淡い恋心

第9章 エッチな子は嫌い?【鷹匠/N】



ゴックンゴックン喉を鳴らして、出された白濁りを綺麗に飲み干す悠鬼。
上を見上げると複雑そうに顔を歪める鷹匠と目が合い、自身から口を離すとちゅっとリップ音を響かせて尖端にキスをする。

『エッチな瑛くんも素敵っ』

「エッチなのはお前だろ!本当に初めてかよ!?」

『実践したのは瑛くんが初めてよ?……い、一応お勉強してっ』

「べ、勉強?」

『あ、兄がそういうのを持ってるから借りて見てっ……ごめんなさい!私の方がエッチよぉ』

ヤっていた最中は鷹匠に気持ち善くなって貰いたい一心でやっていたので、気にしなかったが話している内に羞恥心が増して行った悠鬼は、また彼に背を向けて恥ずかしがる。

『お願いだからあまり引かないで?……瑛くんに少しでも良い女の子に見て貰えたらと思ってっ……』

「引いてねぇから安心しろ……引くどころか凄ぇ善かったからっ」

『……っ……瑛くんって、そんなに優しかったの?』

「あ゛!?どういう意味だ!」

『だっていつも厳しいところしか見てないから……』

「ほう、ならお望み通り啼かしてやるよ」

その後、仕返しにと悠鬼の秘部を舐め続けてイカせ続けたとか……

部室には夜遅くまで女の喘ぎ声が響いたのだった。

『いやぁ!……瑛くん、許してぇー!』













「タカ、良い加減その顔やめてくれる?」

「あ?何が?」

「鏡見てみなよ?ずっとニヤニヤしてて気持ち悪いよ……何、彼女でも出来た?」

「……っ……別にそんなんじゃねぇよ」

「彩條さん、可愛いからね……分からなくはないけど」

「あ゛?……何で悠鬼だって知ってんだよ」

「ん?……この間自慢されたから、タカの事なら何でも話してくれるよ」

「何でも?」

「うん、何でも……」

同じ日本代表の合宿で会った飛鳥の笑みに、少しゾクっと悪寒を感じる鷹匠。
詮索されない様にとそそくさとその場を去るのだった。



Fin.
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